カヌー・カヤックの役立つ基礎知識 #27「風に関して」

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海陸風

風に関して「海陸風」

基本的に海沿いでは、昼は海風、夜は陸風が吹きます。それを海陸風といいます。
風向きは、吹いてくる方向をいますので、海風は海からの風、陸風は陸から吹く
風です。北風というと北からの風になります。風は大気圧の差でおこりますが、
気圧差ができる原因のひとつに温度差があり、それが海陸風を生みます。


昼は陸地側が暖まりやすいので、地表の気温が上がり密度が低下し気圧が下がり
ます。すると周りに押されて上昇気流が起こります。上空に移動した空気は、冷却
され密度が高くなり気圧が上がって海側へ風が吹きます。海側に移動した空気は、
密度が高いため下降気流になつて海面近くに降ります。すると海面では気圧が上
がり、気圧の低い陸へ吹く風になります。つまり海面近くでは海風になります。
夜はその空気循環が逆になり、上空では海風、海上では陸風になります。
朝夕に風が止まるのは温度差がなくなるからです。それが凪で、朝凪と夕凪に
なります。

 

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