山の基礎知識 #80「雲で天気を予想」積乱雲

アウトドアサポートジャパン『山のお役立ち情報』

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積乱雲(入道雲、雷雲)

雲 sekiranun

積雲が発達したものでその雲頂は成層圏下部にまで達します 夕立を降らせるのはこの雲で短時間に激しい雨が降り、
雷を伴うこともあります 積乱雲が真上に来たら一刻も早く安全な場所へ行くことです。
この雲が、雲の中で最も背が高く、ときには対流圏を使い切って、成層圏にも達することがある積乱雲です。
積乱雲は上空に冷たい空気が入り、更に地面が日射で温められるなどで、上空と地面付近の温度差が大きいとき、
つまり大気の状態が不安定なときに発生しま す。雲の中では激しい対流が起こっていて、幾つもの上昇気流があります。
積乱雲を目の前にすると、小さな雲の固まりみたいなもの、セル(細胞)が上昇して いくのを見ることができます。

登山中に積乱雲の中に入ってしまうと大変なことになります。回りはガス(霧)に覆われて視界がきかなくなり、
大粒の雨が降り、雷も鳴ります。平地だと雷は上から来ますが、雲の中に入った山では横からの落雷もあります。

以下のような変化を感じたら、それは積乱雲が近づいている兆し(サイン)です。
まもなく、激しい雨と雷がやってきます。竜巻などの激しい突風が起きる恐れもあります。
 ・真っ黒い雲が近づいてきた
 ・雷の音が聞こえてきた
 ・急に冷たい風が吹いてきた

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