山の基礎知識 #73「雲で天気を予想」巻積雲

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巻積雲(うろこ雲、いわし雲、さば雲)

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魚のうろこのように見えるため、うろこ雲とも呼ばれています。  上層に湿った水蒸気が
増えてきた証拠。晴天はあまり続かない。
巻積雲は高積雲と間違えやすいですが、個々の雲の塊の大きさが違います。巻積雲の場合、
水平線から30度以上の上空で雲の塊の大きさは視角で1度以下ですが、高積雲の場合は
1度以上あります。さらに巻積雲と高積雲の大きな違いは、巻積雲の場合雲に黒い部分が
出来ません。それは、巻積雲も巻雲と同じように高いところに出来るため、そこでは水蒸気
の量が少ないので、雲が薄いためです。雲の厚さが薄いため、太陽や月を雲を通して見る
ことが出来ます。


俗称であるうろこ雲・いわし雲・さば雲はどれも秋の季語である。低緯度から高緯度まで広い地域でほぼ年中見られるが、日本では、秋は台風や移動性低気圧が多く近づくため特に多く見られ、秋の象徴的な雲だとされている。

 

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