カヌー・カヤックの役立つ基礎知識 #28「波に関して」
アウトドア サポート ジャパン『カヌー（カヤック）のお役立ち情報』
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波に関して「うねり・風浪」
気象の変化によって起こる海の動きといえば波です。波には、まずうねりと呼ばれる
ものがあります。風によって起こる波ですが、遠く離れたところで起きた嵐、台風や
低気圧による暴風や烈風で波が起こり、それがうねりとなって押し寄せます。つまり
無風なのに波がある状態です。丸みのある波で、波長が長く、うねりの伝わる速さは
５０km/h以上になることもあります。夏の土用の頃に起こる土用波は、台風による
うねりが起こす大波のことで、台風接近を教えます。
うねりに対し、風浪と呼ばれるなみがります。風浪は、その海域で吹いている風に
よって起こる波のことです。波が不規則で頂点は尖り、強い風になると白波になります。
風浪が風の外に伝わると、うねりになっていきます。
うねりと風浪、それに磯波も、うねりや風浪によって起こるので、それらを合わせて
波浪と呼びます。天気予報の波浪注意報の波浪です。
