驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #42
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」
◆ Silkroad旅行記 #42 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「路上の魚売り」
昨晩の”ゴキブリ地獄”と比べると天国のようなホテルです。
もちろんインドですので日本とは大違い。トイレは昔懐かしいタイプで、頭上に木箱があり水を貯めてチェーンを引っ張ると水が流れるという仕組みのトイレです。
日本と違う方法なのか、単純に故障しているからなのかわからなかったのですが、木箱に水を貯める方法として、しゃがんでいる間に目の前にある水道の蛇口を自分で開けて頭上の木箱に水を入れ、適当なタイミングで蛇口を閉めるのです。この時うっかりしていると木箱から溢れて頭から水をかぶる羽目になるのです。
この蛇口開け閉めの手間が面倒くさいのか、はたまた踏ん張った後に水を流す習慣がないのか、使用後の水を流さない人が多く、トイレに入るたびに直前に使用した人のトグロ虫が鎮座している状況になります。ほぼ毎回他人のウンチを流す羽目になるため若干めげるのですが、ゴキホテルを考えれば天国です。
もちろんゴキが居ないわけではありません。漆黒ボディに波打つうねりの真っ黄色の帯を背中に入れた巨大ゴキブリは、トイレでしゃがんでいると1〜2匹がチョロチョロと目の前を散歩します。
最初は踏ん張っている途中でも思わず立ち上がりとんでもない結果になったりしたのですが、毎回の事で慌てなくなり、散歩中の黒黄色の巨大ゴキちゃんをじっくり観察する余裕も生まれてきました。