驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #44
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」
◆ Silkroad旅行記 #44 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「色とりどり、香辛料売り」
自分たちのスペースの二つのベッドの上でこれからの予定を考えてみる事にした。
クマ「見たとこドミトリーに荷物を置いても大丈夫そうだよね?
とりあえずメシを食いに行こうよ」
ヨシ「昼メシになるのかな?晩メシ?中途半端な時間だけど
なにか食べに行こう」
「何かを食べる」と言っても、ここはインドなのです。食べるものは常に“カレー”です。したがって、“魚のカレー”“野菜のカレー”“豆のカレー”時々“肉のカレー”を食べるしかないのです。
カレーと言ってもいわゆるトロトロのスープ状のルーが掛けられた“カレーライス”。 ライスの代わりに“ナン”を食べる店。ナンは高級なので凸凹二人組には手が出ない。“ナン”ではなく、“チャパティ”を食べさせる店なら料金も幾分安いのだ。
ちなみに“ナン”は精製した白い小麦粉を平たく細長く練ったものを、タンドールという釜の内側に貼り付けて焼いて表面にギー油(インドの精製バター)などを塗ったもので、“チャパティ”はタワーという平らな丸い鉄板(クレープメーカーみたいなイメージ)の上で、精製していない茶色い小麦粉を練って丸く伸ばして焼いたもの。
今の日本ではインドカレー屋といえば、“ナン”か“サフランライス”でカレーを食べるというイメージが強いと思いますが、ここコルカタではほとんどの店はパラパラのインディカ米に”水のようにシャラシャラ”のカレーを掛けて食べます。
5〜6割の店には一応スプーンが用意されていますが、たいていは右手のみで食べるのです。
… つづく