驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #53

「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」

◆ Silkroad旅行記 #53  〜インド コルカタ滞在編 〜
   ※タイトルの写真は「水パイプで煙草?を飲むオヤジ達」

 

 ライターの一件で仲良くなった路上のタバコ売りの親父のところには、このあと毎朝挨拶代わりにタバコを1本買いに(1箱ではない)行くようになり、情報を仕入れるためにお世話になるのです。
 タバコを置いてある屋台にはアメリカやヨーロッパの紙巻きタバコが並んでいるのですが、タバコを買いに来るインド人は皆見たことのないモノを買うのです。

 それは親父手作りの不思議なシロモノで、緑の葉っぱに小石のようなモノと不思議な粉と草の実のようなものを包んだ、“パーン”と言うインドの噛みタバコなのです。1巻き10パイサ約3円前後と記憶しています。

 どうやら葉っぱは胡椒の葉で、ニコチンの粉?までは察しがついたのですが、小石が何かは最後までわからずじまいでした。
 このパーンなるシロモノ、口に放り込んで噛んでいると口じゅう真っ赤になり、舌ベロはもちろん、歯茎から口の内側全体が痺れてくるのです。最後はどうするのか聞いてみると、「飲み込むな、飽きたらそこらに吐き出せ」と言うのです。

 なぁ〜るほど、合点がいきました。それでそこらじゅう真っ赤な血のようなモノが撒かれている理由がわかったのです。
 最初はインドの人はどこか体の具合が悪い人が多いのかと思ったのです。そしていたるところで真っ赤な血を吐く人を見かけていたので、相当ヤバい国だと思っていました。

           ◎不思議な噛みタバコ「パーン」
パーン

   ◆「パーン」って実際どんなモン??
    … 一言でいい表すと、仁丹を50粒、氷砂糖を1片、唐辛子を1本
     さらに石灰岩の小石を2粒、食紅(若者は知らないかも…)を
     紫蘇の葉と柿の葉で包んでまとめて噛み潰す・・・
     というような味と歯ごたえなのです。。
     早い話が、「苦い・辛い・少し甘い・ジャリジャリする・
     ピリピリ痺れる」という極悪な味で、一般的な日本人には
     9割方嫌われる味のような気がします。

    … Wikipedia によると、
     南アジア(インド、パキスタンなど)では、キンマの葉に
     ビンロウジ、香辛料、果物、砂糖、タバコなどを包んだもの。
     噛んで清涼感を楽しむ習慣がある。
     キンマというコショウ科に属するアリパティーという葉っぱに、
     水で溶いた石灰を塗り、これを口に含み噛む。
     この時、好みにより他の香りのある木を細かく砕いたものや、
     非常に希であるがタバコの葉を混ぜることもある。噛んでいる
     間は渋みが広がり、大量に口中に溜まる唾はビンロウジの赤い
     色に変わる。飲み込まず頻繁に唾を吐き出すことでそれを処理
     する。ビンロウジには依存性があり、何回も用いると次第に
     手放し難くなる。また、使用することでアルコールに酔った様な
     興奮を催す。石灰を含んでいるため赤くなった唾液と共に歯に
     こびりつき、歯が褐色に変色する。また、常習によってあごに
     変形をきたす。
     最近ではキンマ(パーン)噛みを行なうことにより、口腔ガンが
     発生しやすくなることも報告されているが、これらの副作用は
     主にビンロウジによるものである。

    … というわけで、結構キビシイ嗜好品である事は確かなようです。

                             … つづく

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