驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #56
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」
◆ Silkroad旅行記 #56 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「コルカタ-列車乗車風景」
駱駝にまたがり呑気にインドを移動する夢を抱いてやってきたわけですが、肝心の駱駝がいなければにっちもさっちもいきません。
コルカタからニューデリーに格安で移動する方法を調べるのですが、「バスがいい」いや「鉄道が早い」「日本人なら飛行機で行けばいい」などなど色々な意見を口々に教えてくれるのです。
結局鉄道利用が一番早くコストパフォーマンスがいい、という結論になり、せっかくなら学割を使ってチケットを買えば3割くらい安くなるはず、との情報を聞き、学割の手配方法からスタートするのでした。
日本を発つときに「国際学生証」なるものを手に入れていたので、駅で学生証を見せればすぐに学割でチケットを買えると日本人なら誰でもそう考えると思うのです。しかし、一筋縄でいかないのがインドでした。学割自体の考え方が一般的ではなかったのです。このあとすぐに買えるとの考えが浅はかであったと痛感させられる事態が起こります。
初日は、駅の窓口で学生証を見せて「学割でニューデリーまで2枚ください」と言ってもまるで通じません。言い方が違うのかと考えたり、学生証を見たことがないのかと思って、あれこれ何度も言い方を変えて窓口の係員に話しかけてみました。ですが数回チケット購入を伝えるとその後は顔を見るなり「あっちへ行け」と相手にされないのです。朝から夕方までほぼ一日中駅の窓口係員と学割チケット購入で格闘して終わりました。まったく埒があきません。
二日目に違う係員を狙ってチケット購入を頼んでも昨日と同じことの繰り返しで進展しません。仕方ないのでサンントラガチのディパに聞いてみようとコルカタの街からサントラガチに移動し、ディパを訪ねたのですが不在だったので友人のディパックロイに聞くと、「明日ディパと一緒にコルカタでお茶を飲みながら教えるよ」と言ってくれたので、なんとなく安心した ”初回チャレンジ” でした。
◎ 国際学生証 サンプル写真
◆ 当時の国際学生証は当然紙製で、長期間持ち歩いていると
ボロボロになってしまい、インド鉄道の学割取得以降は
ザックの底で長い眠りにつき、貼付写真が誰だか判別でき
なくなりそのままお蔵入りとなってしまいました。。
… つづく