驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #57

「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」

◆ Silkroad旅行記 #57  〜インド コルカタ滞在編 〜
   ※タイトルの写真は「コルカタ官庁街のヴィクトリア記念堂」(再掲)

 

 翌日凸凹二人組はインド式の「チャイ」を飲み、ディパ達インド人チームはおしゃれに「カフィ!」を飲みながら学割取得と列車チケット入手について二人の講義を聞いたのです。
 話を聞いてみると、到底ひと筋縄ではいかない事が判明。そしてこの後わずかなルピーを節約するために涙ぐましい手間ひまをかける羽目になったのです。

 まず、学割を認めてもらうためにインドの国鉄の役所に出向かなくてはなりません。日本で言えば昔の運輸省、今の国土交通省に相当します。このでっかい役所がどこにあるかを調べると、われらが拠点の安宿街からは程遠くとても歩いて行ける距離ではなく、いわゆる永田町のような官庁街まで行かねばなりません。凸凹二人組は学割で大幅に列車料金が安くなると信じて、ついにオートリクシャーといわれるタクシーに乗ってみたのです。
  (東南アジアで「トゥクトゥク」などと呼ばれる超小型の荷台付き
   オート三輪の軽自動車とほぼ同じモノです)

 自動車のタクシーではなく人力車でも良かったのですが、距離が遠いため2台に分乗する事になると料金的にも大きな違いがないので、モノは試しとオートリクシャーに乗ってみたのでした。もちろん事前交渉をして値切ったつもりです。

◎これはタイの「トゥクトゥク」
トゥクトゥク タクシー

◎こちらはインドのオートリクシャー(再掲)

オートリクシャー2

       ◆ 当時は、オートリクシャーはもちろん小型自動車のほと
         んどは「TATA」というインドの超巨大な財閥の自動車
         会社が作っていました。
         ガソリン車なのに真っ黒な煙を吐き、もの凄い音を立て
         ながら街中をバリバリと走り回っていました。しかも
         すぐ壊れるのです。
         あちこちでお客を降ろして後ろの座席を上げ、後輪の車軸
         の上に乗っている小さなエンジンを寄ってたかっていじり
         回す光景があちらこちらに見られました。
       ◆ インドおよび中近東あたりの方々は……クルマに乗ると
         100%人が変わり、チキンレースまがいを始めるのです
         が、恐ろしい事この上ないチキンレース話は、このあと
         おいおい出てくると思います。。
        

                             … つづく

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