驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #58
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧！」
◆ Silkroad旅行記 #58 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「ヒッピーバスのバスデポ」（再掲）
意気揚々？とオートリクシャーに乗り、大枚をはたいてインド鉄道省に乗り付け、受付で学割認定のセクションを尋ねました…
「？？学割？なんじゃそりゃ？」
窓口のオッサンに「そんなモノ知らんゾ」とあっさり言われ、それならばと「国際学生証とはなんぞや」から説明をはじめました。
国際学生証とはInternational Student Identity Cardの略で、WYSETC（世界青年学生教育旅行連盟）が発行するユネスコ承認の世界的に共通の国際学生証です。日本の学生証に代り世界各国で通用します。
鉄道省のオッサンにカタコトとはいえ英語で必死に説明するのですが、「わしゃ聞く耳を持たん！」と、ハエでも払うように手を振り回しアッチへ行け！と追い払うのです。
しかしオートリクシャーに乗って来たのに手ぶらで帰るわけにいきません。あちらこちらのセクションをたらい回しにされ、朝の１０時から夕方４時頃まで昼メシも食わずに説明に明け暮れたのですが、埒があきません。挙句に「午後４時だから今日の仕事は終りだ！ お前らは帰れ」と追い出される始末…
なんで？どうして？学割の前に学生証の認定さえおぼつかないとは納得できないゾ！と、凸凹二人組は怒り心頭でした。しかし、メシ抜きの交渉と納得のいかない仕打ちですでに立っているのもしんどいほど疲れてしまい、トボトボと鉄道省をあとにするのでした。帰りはオートリクシャーに乗る気もあるはずがなく、無理やり人力車に二人で乗り我が宿モダンロッジに帰ったのでした。
◎二人乗りしたリクシャーではないですが… （再掲）
… つづく
