驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #59
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」
◆ Silkroad旅行記 #59 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「鉄道省のオッサンはこんな感じ…」
→ ガネーシャ像 = 利益をもたらす商業の神(再掲)
翌日は早起きをして約1時間半をかけて歩き、鉄道省に再度出向いて例のオッサンを探します。
オッサンは大きな部屋の中ほどに陣取って書類に埋もれているのですが、凸凹二人組の視線を感じたのか部屋に入るとすぐに気づかれて手で追い払う仕草をするのです。
そんなコトにメゲる凸凹二人組ではありません。ニッコリ笑いながら徐々に近づくと、オッサンは席を立ち逃走にかかるのです。逃すわけにいかず、こちらも走り始めオッサンを捕まえて「オジサン!また来たゾ!」と無理やりオッサンの手を掴み、かわるがわる握手をします。
はたから見ればオッサンが中国人風の若者と仲良く握手しているように見えるはずです。オッサンは周囲に対して気まずいらしく、凸凹二人組をそっと自分の席に連れて行き「お前らは何が欲しいんだ」と囁きました。
「しめた!オッサンが弱気になったぞ!」
今のうちに欲しいモノを手に入れるしかありません。
「国際学生証で学割証を発行して欲しいんだけど。お願いします!」
と、肩を抱き満面の笑みで迫ります。
オッサンは仕方無しに二人組を椅子に座らせ周囲から目立たないようにし、あちこちに電話をかけ始め、何かメモを書き、近くの別のオッサンに話しかけ、二人組を指差し何事かを説明しているようです。そのうちメモと書類を二人組に渡し、このメモの場所に行け、と言うのです。「やった!学割が貰える!」と喜びました。オッサンからメモと書類を受け取り、指定されたところに移動します。
別フロアの肥ったオッサンのところに行きました。
何というコトでしょうか…まるで“双六”でもやっているかのようです。“振り出しに戻る”です…
◆ 牛の大群を目にした時は「すごいなぁ〜」と思うのですが、
山羊の大群を見た時はなぜか悲しい気持ちになってしまう
のです。 ”♫ドナドナド〜ナ♬” の唄とともに・・・
… つづく