山の基礎知識 #87 山の花「リシリヒナゲシ」

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山の花「リシリヒナゲシ」

rishirihinageshi

開花時期7月中旬~8月中旬
近い将来における野生での絶滅の危険性が高い種」である「絶滅危惧IB類(EN)」に
登録されています。
日本に自生するケシ科ケシ属はリシリヒナゲシだけ。利尻山山頂部の砂礫地咲きます。
尻島の固有種であり、日本に自生する唯一のケシの仲間です。野生のヒナゲシは世界で
唯一種、とも言われます。
草丈は10cm~20cmくらいです。茎先に黄色い4弁花を1輪つけますが、それは薄く
可憐な印象を与えます。
リシリヒナゲシが咲く利尻山は、日本最北の島に美しい姿を見せ、別名「利尻富士」とも
呼ばれます。山頂からの景色をさえぎるものは何もなく、360℃の大パノラマが楽しめます。

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