カヌー・カヤックの役立つ基礎知識 #34「低体温症②」
アウトドア サポート ジャパン『カヌー(カヤック)のお役立ち情報』
■水中での対処
水中で身 体を動かすと体温の低下を非常に促進しますので、近くに助ける人がいない限り、
動いてはいけません。又、頭部は放熱の速度が速いので出来るだけ、水に浸か らないように
することです。水の中から体を出せば出すほど、放熱量は下がり、生存の可能性は高くなります。
足を揃えたり、同時に浮いている人が近くにいれ ば、一緒に肩を組んだりして暖めあうことが
生存につながります。
■救出後の体温放出の抑制ポイント
低 水温の水中に入った場合は、速やかに水中から引き上げて放熱時間を短くしてください。
低気温においては、頭部や四肢からの放熱を防ぐようにします。頭部や頸部を帽子やえり巻きで
保温すると効果的です。 環境が悪化している場合には、防風シェルター等を利用して体温低下を
予防してください。
■対処法・基礎
風 雨に晒されるような場所を避け、衣服が濡れている場合は、それらを乾いた暖かい衣類に替えさせ、
暖かい毛布などで包む。衣類は緩やかで締め付けの少ない物 が望ましい。脇の下やそけい部(又下)
等の、太い血管(主に静脈)がある辺りを湯たんぽなどで暖め、ゆっくりと体の中心から温まるよう
にする。この時、無 理に動かすと、手足の冷たくなった血液が、急激に内臓や心臓に送られる結果に
なるため、体を温めさせようとして運動させるのは逆効果であるので、安静とす る。