驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #55
「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」
◆ Silkroad旅行記 #55 〜インド コルカタ滞在編 〜
※タイトルの写真は「道端でくつろぐ?牛」
ガラクタ商談の話からタバコ話に回り道となりましたが、コルカタでの ”我が家” モダンロッジに結局2週間ほど滞在し、マーケットに出かけてはTシャツとインドの服を交換したり、往路の飛行機搭乗時に貰ったバッグとインドのショルダーバッグを交換したりと、コルカタを彷徨いつつインド感覚を身につける日々を過ごし、日本を発ってすでに約一ヶ月が経過していたのでした。
日本での当初の計画ではインド亜大陸の西端であるコルカタから駱駝でインドを横断する計画だったのですが、現在と違いインターネットなど影すらなく、得られる情報は図書館の古い本とインドに行ったことのある数少ない知り合いからの情報に限られていて、結局「コルカタに行けば駱駝くらいどこでも買えるとだろう」とタカをくくって旅立ったのですが、予想と違い駱駝の影もかたちもありません。
コルカタで知り合ったインドの友人に聞いても、「コルカタには駱駝はいないよ」と言われ、どこに行けば駱駝がいるのか教えてもらうと、「ニューデリーの近くに駱駝市場がある。駱駝は畑や果樹園みたいなところで働くから、田舎に行かないと手に入らないよ」と、情報をもらい早速コルカタからの移動方法を調べ始めたのでした。
このあとコルカタからデリーに移動するのですが、この移動がまた大変な騒動となるのです。
◎鞍付きの駱駝
◆ 駱駝についてのウンチク・・・
一般的にイメージするラクダは、背中にコブが二つ付いて
いる「フタコブラクダ」の姿を思い浮かべるのではないで
しょうか。
この「フタコブラクダ」はじつは少数派のラクダなのです。
現在野生種は中国北西部とモンゴル周辺に1000頭弱くらい
しかいないと言われています。
ラクダ全体では1,300万頭がいるようなのですが、殆どは
ヒトコブラクダでフタコブラクダはモンゴルでの家畜化
されたものしかいません。とは言うものの、観光地などでは
お客さんのイメージに合うようにフタコブラクダを飼育して
いるようです。
…ラクダの性格や凶暴さ?は、またの機会にお話しする
事にしたいと思います。根性悪いのヨ、ラクダって…
… つづく