山の基礎知識 #103 山の花「キタダケソウ」

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山の花「キタダケソウ」

kitadakesou

開花時期 6月中旬〜7月上旬   絶滅危惧II類(VU)
南アルプス北岳の固有種で、高山帯の草地に生育する。
花期は雪解けの6月中旬から7月上旬と他の高山植物よりも早く、
登山最盛期の8月には姿を消してしまう。
1931年7月17日に千葉高等園芸研究科生の清水基夫が北岳山頂直下で
新種のこの植物を採取し、後にキタダケソウと名付けられた。
北岳草の見頃の後半はハクサンイチゲもたくさん咲いてきます。
そこで、二つとも同じような白い花なので、北岳草を見たことない人には
見わけが難しいかもしれません。せっかく見に行かれてもハクサンイチゲの
写真ばかり撮っているお客さんも多くいます。
そこで、簡単な見分け方の北岳草は背丈はハクサンイチゲより小さく、葉はパセリ、
手のひらみたいにぐちゃぐちゃしてるのに、イチゲは尖った葉をしてるので葉っぱの
違いで区別をつけるとわかりやすいですね!

 

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