山の基礎知識 #65「三角点とは?三角点百名山」No5

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三角点の見分け方

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1.現場で、三角点の側面に書いてある文字を読み取る。
これが一番簡単ですが、実際には歳月による風雨や損傷を受けて三角点の等級が
読めないことがあります。
2.三角点の径を計る。
一等は18㎝角、二等と三等は15㎝角、四等は12㎝角なので、少なくとも一等と
四等の判別をすることはできます。
3.各種地形図を用いる方法
この方法も一般的です。

山の標高はどこを基準にして計測しているの?

標高を正確に計測するに当たっては、明治6年6月から12年12月まで東京湾霊岸島の験潮場における
平均海面(潮の満ち引きを図って平均を出す)を0として、明治24年に東京三宅坂にある尾崎記念館
の中に水準原点を設置して基準としています。
昔は海の中にものさしを立てて、それを時間ごとに見て、海面の高さを記録して求めていたそうです。
ですから富士山の高さは、東京湾の平均海面からということになります。
これにも一、ニ、三等および基準水準点があり、主に道路傍に設置してあります。

水準点

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水準点とは、全国の主な国道又は主要地方道に沿った約2kmごとに設置してあります。この水準点を使用することにより、土地の高さを精密に(mm単位)に求めることができます。
また、地殻変動、地盤沈下対策等に必要な土地の上下変動は、水準点の測量を繰り返すことにより求められます。
水準点には、基準、一、二等の種類があり、全国に約17,000点設置されています。

女性のための登山学校参照

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