山の基礎知識 ＃48「登山計画・安全登山」基本装備（ウエア類）
アウトドアサポートジャパン『山のお役立ち情報』
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基本装備（ウエア類）
山中で着るウエア類は「レイヤリンング」、つまり重ね着することでそれぞれの特性を発揮させることが必要。その中心はベースレイヤー（アンダーウエア）でこの上に他のさまざまなウエアを重ねていく。ベースレイヤーは肌に直接触れ、汗を吸い取って発散させるものが、体温調整に一番重要なウエアになる。素材は速乾性が高い化繊か、 多少湿っていても温かいウールがいい。ミドルレイヤーはベースレイヤーとアウター類の間に着用し、保温性を向上させる。多様な素材や形状のものがあり、一般的にはアウターのイメージが強いフリースやダウンウエアも含まれる。アウターシェルは、体の一番外側に羽織り、風や冷気から体を守るハードシェルや一部のソフトシェルジャケット類だが、レインウエアでも代用できる。この「ベースレイヤー＋ミドルレイヤー＋アウター」の３層構造がレイヤリングの基本。パンツは、速乾性が高く、伸縮性を持つ化繊を使ったものを選ぶ。足を擦り傷から守るためにロングタイプが良いが、足さばきに優れるショートパンツにタイツを合わせることも良い
