驢馬(ロバ)にゆられて 〜Silkroad旅行記〜 #22

「ぽんこつオヤジのアウトドア三昧!」

◆ Silkroad旅行記 #22  〜インド コルカタ滞在編 〜
   ※タイトルの写真は「コルカタ郊外」

 凸凹二人組はこの先ずっとバクシーシ攻撃に悩まなければならないのか、と少し憂鬱になりながらも、ふたたびカルカッタ駅前に戻ってきました。
 カルカッタ駅前は相変わらず種々雑多な人々が行き交い、不思議な匂いと空気感が漂う独特の賑わいを見せていました。
 ふと気づくとあたりにはすでに夕暮れが迫り、今夜の宿泊先を決めていない事に思い至り一気に焦りを感じて 「ヤバいゾ!このままだとインド初日の夜を路上で過ごす羽目になる!」と、駅前にたむろしているはずの怪しい人々(早い話が外国人のヒッピー)を探し始めました。
 何故なら彼らは世界中いたるところに分布・生息し、ありとあらゆるネタを持つ怪しき情報集積マシンであるからなのです。
 あっちにジャンキーなイギリス人風がいる…、こっちはインドに馴染みすぎてオレンジ色の袈裟を着て瞑想している不気味なアメリカ人風の奴が突っ立っている。
 そのうち 「ミスタール、ガンジア(ハシッシ?)は  いらねえか?」 と訳のわからない事を言うインド人が近づいてきたりと、薄暗くなるにつれ焦りと不安に襲われる凸凹二人組でした。

   ◎コルカタの廃墟?
コルカタの廃墟

   … つづく

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